2011年 01月 20日
足底にひそむ魔物
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唐突にカミングアウトしますと、
実は僕の足の裏には イボ があります。
ウイルス性のイボで、その名も「足底イボ」という単純明快な病名を持ちます。
彼とは長期にわたる付き合いを経過しており、文字通り切っても切れない、否、切りたくても切れない中となっております。
さかのぼれば3~4年前になります。
妙なしこりを足の裏に感じ、当初はこれが噂の「魚の目」かと思いました。
いじっても取れず、これまた単純明快なウオノメトールなる薬を用いて、足の皮膚を溶かし、退治しようとやっきになった時期もありました。
薬の作用でがっつりクレーターができ、しめしめ、完治じゃ、と思っても束の間、すぐに復活してしまい、元通り。
しかも、以前よりも若干強敵になった気がしたのも確かです。
もともと、病院キライの僕ですが、この邪悪なる足の裏のしこりがどうしても気になり、皮膚科へ行ったのがおそらく3年前。
先生は診断で「あ、これはウオノメではなくて、イボですよ」と言いました。
僕の中で「イボ」というものはこんな硬化したものではなく、軟弱な、気合でちぎれそうなものというイメージがあり、「え?」という感じでした。
「治すには液体窒素で焼く、という方法がありますが、これは痛いうえに治療期間もかかります。人によっては自然に治る場合もあり、現状痛くないのであれば、もう少し様子を見てみては?」みたいなようなことを先生に言われました。
神のような優しい言葉に、「きっと自然になおるさ」という天性の楽観視も重なり、一抹の不安もなく、病院をあとにしました。
まぁしばらくイボと仲良く共生し、知らず知らずのうちに消失する、というハッピーなストーリーを頭に描きながら。
それから数年。なかなか居心地がいいらしく、なかなか出て行ってくれないイボ君にやきもきしつつ、それでも痛みはそうないし、増殖している様子はないようなので、まぁ気にせずに生活していたわけですが、
年齢のせいか、なんのせいか、拮抗が徐々に崩れていたのです。
ラジオの健康相談で「イボ」の悩みを聞き、なんとなく頭をかすめたのがおとといのこと。
「僕がいること、忘れないでよ」
そんなメッセージかと思い、昨日お風呂で、ひさーしぶりに足の裏に挨拶してみると・・・
でかくなってる
↓リアル写真へようこそ
拮抗はいつの間にか崩れ、劣勢であります。
しかも、こともあろうに左足裏にも予備軍3つ発見。
そして、前から気になっていた、右足親指の膨らみ、および右手親指の膨らみがイボであることに今更ながらに気づきます。「お前らまでグルだったんかいっ!」怒りとともに、自分の愚かさにグーでほっぺたにパンチを喰らわせます。
さて、拮抗が崩れた今、このまま増殖したイボに飲み込まれ、半魚人ならぬ半イボ人になったら、清太に「僕がお父さんだよ」なんてどうして言えようか、いや、言えない。
つまり、徹底的にイボと戦うしかないのです。
昔、このイボが観音様の顔みたいになって、「わ~おめでたい~」なんて正月番組で惜しげもなく足の裏を全国のお茶の間に届けよう、なんておちゃめな期待は、まったくのアホだったことを今更ながら痛感するのです
さて、戦うからには相手を知らなければ始まらない。
インターネットを駆使して「足底イボ」で検索してみると、敵がいかに凶暴かが一瞬でよく分かるのがgoogle画像検索。なかばホラーです。
そして、多くの戦友たちの声。いかに苦戦を強いられているかが、痛いほど伝わってきます。
治療は液体窒素による処置。
これまた絶望的に痛い、とのこと。
2日間歩けない、とも。
11回受けたけど、回復の兆しなし。
戦意を消失しそうなほどの内容が書かれており、「ちょっと、誰か足の裏換えてくれない?」と気安く言えたらどんなに楽だろう、と暗澹たる気持ちになります。
しかし、僕に残された道は現実には唯一つ。
液体窒素をとことん味わうことです。
そして、さっそく病院に行ってきました。
数ヶ月の長期戦になるそうです。
僕のイボとの戦いはまだ始まったばかり。
実は僕の足の裏には イボ があります。
ウイルス性のイボで、その名も「足底イボ」という単純明快な病名を持ちます。
彼とは長期にわたる付き合いを経過しており、文字通り切っても切れない、否、切りたくても切れない中となっております。
さかのぼれば3~4年前になります。
妙なしこりを足の裏に感じ、当初はこれが噂の「魚の目」かと思いました。
いじっても取れず、これまた単純明快なウオノメトールなる薬を用いて、足の皮膚を溶かし、退治しようとやっきになった時期もありました。
薬の作用でがっつりクレーターができ、しめしめ、完治じゃ、と思っても束の間、すぐに復活してしまい、元通り。
しかも、以前よりも若干強敵になった気がしたのも確かです。
もともと、病院キライの僕ですが、この邪悪なる足の裏のしこりがどうしても気になり、皮膚科へ行ったのがおそらく3年前。
先生は診断で「あ、これはウオノメではなくて、イボですよ」と言いました。
僕の中で「イボ」というものはこんな硬化したものではなく、軟弱な、気合でちぎれそうなものというイメージがあり、「え?」という感じでした。
「治すには液体窒素で焼く、という方法がありますが、これは痛いうえに治療期間もかかります。人によっては自然に治る場合もあり、現状痛くないのであれば、もう少し様子を見てみては?」みたいなようなことを先生に言われました。
神のような優しい言葉に、「きっと自然になおるさ」という天性の楽観視も重なり、一抹の不安もなく、病院をあとにしました。
まぁしばらくイボと仲良く共生し、知らず知らずのうちに消失する、というハッピーなストーリーを頭に描きながら。
それから数年。なかなか居心地がいいらしく、なかなか出て行ってくれないイボ君にやきもきしつつ、それでも痛みはそうないし、増殖している様子はないようなので、まぁ気にせずに生活していたわけですが、
年齢のせいか、なんのせいか、拮抗が徐々に崩れていたのです。
ラジオの健康相談で「イボ」の悩みを聞き、なんとなく頭をかすめたのがおとといのこと。
「僕がいること、忘れないでよ」
そんなメッセージかと思い、昨日お風呂で、ひさーしぶりに足の裏に挨拶してみると・・・
でかくなってる
↓リアル写真へようこそ
拮抗はいつの間にか崩れ、劣勢であります。
しかも、こともあろうに左足裏にも予備軍3つ発見。
そして、前から気になっていた、右足親指の膨らみ、および右手親指の膨らみがイボであることに今更ながらに気づきます。「お前らまでグルだったんかいっ!」怒りとともに、自分の愚かさにグーでほっぺたにパンチを喰らわせます。
さて、拮抗が崩れた今、このまま増殖したイボに飲み込まれ、半魚人ならぬ半イボ人になったら、清太に「僕がお父さんだよ」なんてどうして言えようか、いや、言えない。
つまり、徹底的にイボと戦うしかないのです。
昔、このイボが観音様の顔みたいになって、「わ~おめでたい~」なんて正月番組で惜しげもなく足の裏を全国のお茶の間に届けよう、なんておちゃめな期待は、まったくのアホだったことを今更ながら痛感するのです
さて、戦うからには相手を知らなければ始まらない。
インターネットを駆使して「足底イボ」で検索してみると、敵がいかに凶暴かが一瞬でよく分かるのがgoogle画像検索。なかばホラーです。
そして、多くの戦友たちの声。いかに苦戦を強いられているかが、痛いほど伝わってきます。
治療は液体窒素による処置。
これまた絶望的に痛い、とのこと。
2日間歩けない、とも。
11回受けたけど、回復の兆しなし。
戦意を消失しそうなほどの内容が書かれており、「ちょっと、誰か足の裏換えてくれない?」と気安く言えたらどんなに楽だろう、と暗澹たる気持ちになります。
しかし、僕に残された道は現実には唯一つ。
液体窒素をとことん味わうことです。
そして、さっそく病院に行ってきました。
数ヶ月の長期戦になるそうです。
僕のイボとの戦いはまだ始まったばかり。
by uno_daisuke513
| 2011-01-20 01:50
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